天皇畏るべし 感想

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「天皇畏るべし」を読みました。この本は小室直樹さんが1986年に書いた本の新装版です。小室直樹さんは2010年に亡くなってしまいましたが、「憲法原論」「経済原論」「イスラム原論」「消費税は民意を問うべし」など数多くの本を出しています。

この本の1行目は「天皇は神である」から始まります。これは廃藩置県が行われたときに日本に駐在していたイギリスの外交官が言ったことです。「もしヨーロッパで廃藩置県と同じことをしようとしたら数十年もしくは百年以上の戦争になってしまう、それを天皇が一言指示するだけで成し遂げてしまった。まさに天皇は神である。」ということを言ったそうです。今の天皇は神ではなく日本の象徴ですが、神とされていたときの天皇がどういう存在だったのかが書かれています。

天皇の存在が儒教やキリスト教の考え方と比較されていて面白かったです。天皇のことについて書かれた本ですが同時に儒教やキリスト教のことも知ることが出来ます。日本に住んでいると宗教の影響を感じにくいと思います。けれど自分が当たり前だと思っていたことが儒教の影響を受けていたり、キリスト教の影響を受けていたりします。他にも自分が当たり前だと思っていることが何の影響を受けているのか探ってみるのも面白そうですね。

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