若手法律家のための和解のコツ 感想

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「若手法律家のための和解のコツ」という本を読みました。

この本はベテラン弁護士が若手弁護士のために書かれた本ですが法律に詳しくなくても楽しめる本でした。紛争を解決するときに弁護士がどんなことを考えているのか書いてあって面白かったです。訴訟ではなく和解について書かれているので訴訟と和解の違いについても触れられていました。

訴訟は論理的に白黒はっきりさせる方法で、本来持っている権利が7:3でも6:4だったとしても裁判で勝ったほうが10:0の権利を持つやり方です。これは結果が分かりやすいですが威力が強くて恐ろしさも感じます。

一方和解は慣習や道徳、経済的な視点などいろんな面から解決策を見つけ出す方法です。法律的なことだけではなく感情的な部分も考慮するやり方なので、間に入る弁護士はさぞ大変なんだろうなと想像してしまいました。

アメリカは訴訟大国といわれていますが、いろんな国の人がいて慣習や道徳が違うせいで和解を選択するのが難しかったのかなと思いました。だから、訴訟をして法律的にこうだからこういう結果になる、とした方がわかりやすかったんじゃないかと感じました。
弁護士に何かを相談しに行ったことはないのですが普段接点のない人がどんなことを考えているのかが知れる面白い本でした。

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